なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

ゆっくり 速く

速く と 急ぐ は違うんですよね。

「動きが脳を変える ニューロ・ムーブメント 著:アナット・バニエル」を読んでいます。マインドフルネスとかフォーカシングとか、ヨガとか気功とかにも通じるのかな。身体がどういう状態かを、自分でゆっくりと動きながら脳でその動きを ひとつずつ たしかめていく手法。身体の動かし方もわかりやすく書かれていて、こうかな、あぁかな、とご本片手にいろんなポーズをしています。からだの感覚が変わっていくのが面白いです。

最近、片づけものをしていてお皿をあちこちにぶつけがち。
きっと、自分が思ってる動きと、身体が実際にしている動きがあってない。
自分で自分に「ゆっくり、ゆっくり」と言っています。
お皿のかちゃかちゃいう音は好きなんですけど、家事をするときは、音をたてないようにすると「ゆっくり」になる、と教えてもらいました。

腰痛の人に、動画でスムーズに態勢を変えていく映像を見せると、脳が反応して痛みが減少する という検証なんかも見たことがあります。

あと、障害物アクションゲームみたいなSASUKEという番組がありますが、あれ、編集もあるんだろうけれど、成功する人が一人でると、あとの人も成功していく、という流れがあるように思っていて、それも「見る」ことで、順番があとの人が、前の成功した人を見て、コツというか 勘がつかめていくんじゃないかなと思う。

クラシック音楽では、技術練習が欠かせなくて、早いパッセージはゆっくりゆっくりと練習して、少しずつ速度をあげていきます。
左右振り子のメトロノームで、錘(おもり)を上のほう(遅いところ)から、ひとつずつ下げていく。1目盛りぐらいだとそんなに違いがないので、ゆっくり、ゆっくりと速度をあげていく感じ。そうすると、いつのまにか演奏したい速度で演奏できるようになる。これを、こらえきれずに急いで 目盛りをいっきに下げて 速度をあげても 結局はきれいに演奏できなかったりする。

ひとは「テンポ」を自分の鼓動を基準に感じているそうです。
人前で演奏するときとか、緊張してテンポがあがってしまうのは、自分の鼓動がドキドキして速くなってしまってて 演奏速度もあがってしまうらしい。

あと、呼吸。ゆっくり と 深く は違うなぁと。深く 速く 呼吸することもできる。ゆっくり 浅い 呼吸もあるし。急ぐのではなく 速く というのをわざとしてみるのも面白いなぁと。集中しているといつの間にか息をとめていたりしますのでね、ちゃんと息しないとだめですね。‥あぁ、座ったままで有酸素運動にならんやろうか‥。

 

 


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