適度な緊張感はいいのです。
それが、高揚感につながって、わーっと楽しめてしまうと、もう最高。
でも、たいがいそうはならずに「あがり」という症状になってしまう。
わたしが最初にあがるというのを意識したのは、たぶん7-8歳ぐらいかなぁ。5歳からピアノを習って、毎年、発表会があった。最初のころは、緊張はしてたけどあがってはなかったのよね。一緒に習ってたお友達が、もう、毎回、泣き叫んで嫌がっていて、なんでそこまで・・と横目で見てたのが、いつのまにか、それにちょっと引きずられてしまったんだな。「人ってあがるものなんだ」と意識してしまって、始まりましたね。そんなん、無視しとけばよかったのに・・・影響されやすいのよね、よくも悪くも。
さて、つい最近目にした対処法は、
「ほかのことを考えない」
これ一徹。
あぁ、これいいなぁ、と思いました。
「うまくやりたい」「失敗したらどうしよう」「途中でとまっちゃったら」「音、ちゃんとでるかな」「客席はどれくらいうまってるんだろう」・・・etc.
これらは、ぜんぶ「ほかのこと」。
意識を集中するのは、演奏する、ということに関してのみ。
最初の音はまぁるいタンギングでぽんっと・・・、フレーズをハミング、ドミソで頭の中で歌って・・・前奏は(頭の中で音を再生←できるようにしておくのだ)、ステージにあがってライトの中を歩いてって、拍手←ここ、気持ちいいはず、おじぎして、息をすって・・・
想像するだけでも楽しそう。
まー、実際の舞台の上でやらかしたとしても、それはそれで (^^ゞ・・・あ、だめだめ、ほかのこと考えちゃ。
意識と感情と行動。