許すってどういうこと？

「許す」ってどういうことだろう。
自分を許す、とか、相手を許すとか。
ものすごく怒ってても、「仕方ない」とおさめることなのかな。
「そうじゃなかったのに」って思うことも、「仕方なかった」とすることなのかな。
自分ではどうしようもないこともたくさんあって、思いどおりにならなかったことも、「仕方ない」ってすることなのかな。
「あきらめ」とどう違うんだろぉ？
許す＝仕方ない　とすること、なのかな。

その感情を手放すこと、自分から放すことが、許すってことなんだろうか。
怒りは、怒りとしてあるもので、ネガティブなものでもなくて、あって当然のものだから、それをなかったものにする、ていうのは、やっぱり歪んでるよな。

「あー、自分怒ってんなぁ」と思えればいいのかな。

で、「許す」こと＝美徳ってこと？　許すことで、すべてがうまくいく？　いや、そんなもんでもないよな。「許さない」ことも許したいよな。

執着と欲と願望と。

「許す」っていう字が入ってる「許可」とか「許認可」とか、それをすることをよし、とする、というか、そうあることもいい、とする、とかよね。
たとえば許せないことが起こったってことも、そのとき自分が怒ったってこと、とかも、あれやこれや、ぜんぶひっくるめて、そのまんま、あったなぁと、そうだったなぁと思えることが「許す」ってことなのかなぁ。思い出してイライラすること自体もよしとする、とか、自分がどんどんポンコツになっていくこともよしとする、とか。

いや、別に怒ってるわけでもないんですけどね、なんとなく、秋の夜長につらつらと。