なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

お門違いの怒り

嫌悪感や怒りを感じた時、正面切ってそれがわかるような素振りをするのは大人げない、と、わたしは、ネガティブな感情はその場であからさまに表現することを憚ります。ただ、そういった感情を持つこと自体がよくないことだと勘違いしてしまうと、わけわからなくなっちゃうんですよね。感情は自分で制御できるもんじゃないとわかってるんですけどねー。こんなことで腹を立てるなんて自分がまだまだだから、なんて、ね。どれだけ大人になろうが、腹が立つもんは腹が立つんだから、それでしゃーないんです。

てことで、ここ数日の体調不良、おとなしく ご本を読んでました。
「世界一ありふれた答え 著:谷川直子」。おもしろかったです。うつ病の2人の登場人物がドビュッシーアラベスクを弾くことで、回復というか生きていくお話です。

主人公のわたし(40歳離婚女性)が
「きっと私の怒りはお門違いなのだ。私はどこか間違っていた。その明らかに正しい理屈を受け入れないために、私は全精力をつかっている。すべてに抵抗し、生きることまで否定しながら生きている。その結果がうつ病なのだとしたら、私の病のなんと強いことか。私はこの病で生かされているのだ。」と考えるシーンがあって。

自分の怒りがお門違いなんだと思ったときって、あぁ、そういうときってあるよなぁと。でも腹が立ってるのは事実なんですよねぇ。怒る対象が違っていた、てだけで、怒りがあるのは事実。

大人って何?という問いに、怒る対象を間違えない というのがあります。

そういえば、過去記事で何度か同じテーマで書いてるなぁと、ここまで書いて、振り返ってみまして。こう、何度もひっかかるのは、わたしゃ何かにすごく怒ってるのかもしれないなぁと、ふと思いました。基本 のんきなんですけどねぇ、何かなぁ、と、ものすごく気持ちいい6月の始まりに、ちょっと深めの思考なんかを記事にしてみました。はい、体調はもどってきております。今日はこれからお友達のライブにでかけてまいりま~す。


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