なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

ずっとやりたかったことをやりなさい

ずっとやりたかったことを、やりなさい 著:ジュリア・キャメロン 訳:菅 靖彦

というご本を読みました。なかなか興味深かったです。

まずは、今頭の中に浮かんだことをスピード感をもって、ひたすらノートに書きまくれ、てことを推奨。著者が脚本家というか、物書きの方なので、いかにアイデアを枯渇させずに書き続けるか、てことがベースかな。物書きを目指す人にはきっとどんぴしゃな内容なのかもしれない。

今、頭に浮かんだことを書く、ていうのは、言ってみれば認知行動療法
「頭に浮かんだこと」を意識するっていうのが認知につながるし、それを「ノートに文字として書く」ていうのは行動になる。認知-行動-感情-身体はそれぞれ連動するから、どれかを変えると、なにかしら変わってくる。

本の中では、毎朝、30分ぐらいかけて3ページ書きまくるのを、3か月続ける てのを推奨していて、試しに・・・といっても、3ページは無理なんで、ひとまず1ページ・・・の2/3ぐらい・・を1週間やってみた・・・ハイ、おなかいっぱいになりました。

「今」をつかまえるには確かに有効かなぁ。
ことばをつかまえて、文字にするっていうのも、よいと思います。

始めのうちは書くだけ。読み返さない。ステップを進めるごとに、それをどう活用していくか、ていうのが書かれてました。本のタイトルが「ずっとやりたかったことを、やりなさい」なんで、この「ノートに書く」ことで「ずっとやりたかったこと」がシェイプアップされてきて「やる」につながる流れ。

誰でも、いい人だと思われたい、人の役にたつ人間でありたい、利他的な人間でありたい、寛大な心をもち、世の中に尽くしたいと願う。でも心の底から本当に求めているのは・・・

やるべきことをやり、拍手を浴びるが、サーカスの像のように芸をしているだけ、「今ここ」からチェックアウトしてしまう。人はみな自分勝手だと思われたくない・・・これらは意識的ではなく無意識に進行するので、気づきにくい。自分の本性に対して破壊的。善人の罠にとらわれる。

などなど。書かれてることは、いろいろと面白かった。

将来が怖くて考えられないとき、過去が思い出すのもつらいとき、現在に注意を払う。わたしが今いるこの瞬間は、つねに、私にとって唯一、安心な場所。・・・今、この瞬間、誰でもみなつねに大丈夫なのだ。昨日は失敗したかもしれない、明日不幸があるかもしれない、だが、今、この瞬間は大丈夫なのだ。わたしは息を吸い、吐いている。

たしかに。


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