小学校で運動会の練習をしているとき、灼熱の砂埃の舞う校庭で、ものすごく喉が渇いているのに組体操とかしなくちゃいけなくて、そのとき「大人になったら、飲みたいときにお水を飲めるようになるんだ（好きに水分がとれる仕事につくんだ、ぜったいオフィスワーク！）」と心に誓った。
進学した高校は私服でもよい自由な校風で、学校内には自販機があって、好きにジュースが飲める環境でわぉってすごく驚いた。入学したての1年生のとき、授業中に私語を注意された子が、すぐに「すみません」と謝って口をつぐんだのにも驚いた。それまで小中学校では先生に叱られたら、しゅんってなってたけど、その場で謝る子なんていなかったから。同級生が、なんだかとても大人びて見えた。
社会人になって、10歳ぐらい年上の男の先輩が、「車の免許をとったとき、自由だぁって、いつでも、どこでも、好きに行ける、すごく嬉しかった」て言ってて、私も免許はとったけれど、どちらかというと公共の交通機関を使うほうが便利よなぁと思ってたので、男の人だからそうなのかなぁと思ってた。でも、これって便利とか不便とかとはちょっと違うお話なのよね。
思いついたときに、ぱっと、行きたいところに行けて、やりたいことができる。
それはすごく楽しそう。
大人になるって、場と状況をみて行動できるようになる、てことだと思う。
いわゆる TPO＝Time（時間）Place（場所）Occasion（場面）
これをわきまえて動けるようになる、てことが大人になるってことよね。
さて、そこそこの大人になっているはずのわたし。
何をしてもいい
何もしなくてもいい
同じ一日、今日はどうしようかなぁ。
