ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 著:ブレイディみかこ
1巻と2巻、読んだ。
イギリスの労働者階級で中学に通う息子の教育環境を軸に書かれたご本。
ヘルシンキ 生活の練習 著:朴 沙羅
こちらはフィンランドで保育園に子供を通わせるお話。
国が違うとこんなに違うのね~、と興味津々。
個人の性格や性質と考えられがちな「思いやり、根気、好奇心、感受性」なんかが、身に着けられる「スキル」として公的な教育のプログラムに組み込まれてたり、音楽の授業で「♪カリーンカ、カリーンカ」とか歌うんじゃなくてバンドを組んだりライブイベントのプレゼン資料を作って発表したりして商業音楽のしくみを学ぶのとか。
自分の生まれ育った環境で、自分の物差しってできあがってて、人と自分は「違うよ」ていうことが、言葉ではわかっていても、それが根本的にわかってたか、てのが、なんだかとてもあやしくなってきた。
こんなにも違う教育環境で育った人って、どんな人になってるんだろう。
まー、自分も含め、今の人たちは、学校の授業だけじゃなくてインターネットというwww(World Wide Web)があって、自分で知りたいことを手に入れやすい環境で、アンテナをあちこちに向けさえすれば、いろんなことをキャッチできるというか、そうやって、学ぶというか、知識を取り込んでいくことが出来はするけれど。
さぐっても、さぐっても、よくわからない。
まぁ、だから人っておもしろいんですけどねぇ。