図書館で検索かけると児童書でヒットしたので、子供向けなのかなぁと借りてきたのですけど、えっと、これ、児童書・・・・?
ご本の表紙に日本語はありません。背表紙と中身は日本語です。
日常が、どんどんと非日常になっていく怖さ。
15歳の女の子が主人公なので、思春期、心身が変化していく混乱ぐあいとか、過激さ、強さ、はかなさ、したたかさ、とかもありつつ、社会情勢のうねりとか。
ものすごく面白かったです。
ひさびさに一気読み。止まらなくて、朝方4時ぐらいまでベッドの中で読んでおりました。寝不足 (≧_≦) です。
ご本って、まぁいつでも読めるものではあるんですけど、今、ほんとに今の、この世界情勢の中で、この本がこの手にめぐってきたってのが感慨深い。
今、読むからこその面白さ。
なにかに似てるなぁと記憶をさぐったら、そうだ、地球にちりばめられて 著:多和田葉子 に通じる怖さがあるんだな。
いろいろと書きたいのだけれど、これは前情報なしに読むほうがぜったい面白いと思うので、ぐっとこらえます。いやぁ、語りたいけど・・・
おすすめです。