図書館で背表紙選び。
朱色にぽちっと黒い金魚がいる装丁もかわいらしく・・・・昭和のゲイボーイが主人公のお話でした・・・。おもしろかった。
このお話の前に「うさぎのダンス」というご本もあるらしいので、そちらも読んでみよう。新宿の日本一のゲイバーで女装するのがイヤで逃げ出して池袋へきた主人公。イヤで逃げ出した新宿のお店なんだけど、そこで学んだことをちゃんと糧にしてるたくましさとか、人との縁をこうやってつないでいくのか、てのも面白いし、あらためて、色恋にからめたお酒を提供するお商売ってこうなんだなぁ、とか、こうやって売り上げあげていくんだよなぁ、とか。奮闘してる姿がわかりやすくて、どうなるんだろうって面白くて。
なんにせよ「ここにまた来たい」と思ってもらわないと。そのためのお店づくりとか、接客(?)とか、お客さんのネットワークをつなげてもらうのとか。
ホテルや料亭の一流のおもてなしもよく話題になるけれど、根底にあるものは一緒で、相手は何を得にきてるのかをちゃんととらえて、モンスター化させない、こちらの態度で相手の態度も変わってくる・・・あれこれあるけれど、相手に気遣いさせずに心地よく楽しんでもらうこと。
気遣いせずに楽しく心地よくいれるお店・・・そんなお店に、わたしも行きたいぞ?