なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

すぐ死ぬんだから

すぐ死ぬんだから 著:内館牧子 を読みました。
図書館で数百人待ち。わたしのあともまだまだ予約がいっぱい入ってました。みんな気になることは同じかな。上野 千鶴子の「おひとりさまの老後 」がでたときもセンセーショナルでしたもんねぇ。

内館牧子のご本は、ちょっと世代が上かなぁ。
わたしには、まだピンとくる情景じゃなかった。
78歳の主人公がオシドリ夫婦の夫に先立たれてしまうお話。本人は、身だしなみを整え、ファッション誌のストリートインタビューにもあうような、しゃれた老女。オシドリ夫婦だったはずなのに、夫の死後に寝耳に水の妾の子(といっても30代)が現れるというストーリー。

なんだろう、展開に深みが今一つ読み取れなくて。
もうちょっと齢をとってから読むとおもしろいのかな。嫁の話とかよくわからん。

ただ

どうせすぐ死ぬとはいえ、確かにまだ生きている。

てのはよかった。

相手の人生に対して他人は何の責任も義務もありません。基本的に無頓着なの。それを知ることは自分の生き方に影響しますよ。

人がどない思おうが、考えてようが、自分は自分。わかっていても、あぁだったんじゃなかったろうか、こうだったんじゃなかったろうか、とつい妄想が膨らんでひとりでわきゃわきゃしてしまうのは、もう、クセかな。そんなときに

たいていのことは、放っときゃどうにかなるの。放っとけばいい。

このひとことが浮かぶようになればいいな。

 


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