なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

本のゆくえ 部屋の片づけ

衣替えの季節、視線が部屋の中の片づけたいものをとらえます。
こないだから本棚が意識にあがってきていて。

本はかさばるので、できるだけ図書館とかレンタルで済ますようにしています。
でも、うちから図書館までのあいだに本屋さんやら古本屋さんがあるのですよ。
そこには図書館にはない本があるし、古本屋さんにいたっては80円ぐらいで文庫本が手に入っちゃう・・・返しにいくのが面倒な時はつい購入してしまう。で、うちの在庫が増えていく‥。

いったん手に入れてしまうと、本って捨てにくい。
なんだろう、文字につまった思いとか面白さとか、ハードカバーじゃない文庫本だとしても、使い捨てという概念がわかない。私の中に根本として本は次に物語を伝えていく大切な媒体だっていう価値観があるんだな。

でもってねぇ、古本屋さんで本を買うのは好きなのだけれど、古本屋さんに本を売るのは好きじゃない。古本屋さんにしてみると仕入れなわけで、買いたたくために「こんなの価値ないよ」という姿勢で対応される。そういうのに心が拒否反応をおこしてる。
それに80円で買ったものが売れるとも思えなくて、売れると思ってないのを売りにいくのがどうも性に合わない。こんなとこでも営業が苦手ってのが如実だわ。

捨てたくない、売るのもどうなの・・・てことで、断腸の思いでゴミに出すぐらいなら、まだ部屋においておけるんだから置いておこう、となって部屋が片付かない。

だったのですけどね、このあいだWebで図書館の情報をみてたら「寄贈」という文字が目に入りました。ハードカバーじゃなくても文庫本とかも受け付けてくれるらしい。図書館に行ったとき、よく見ると「リサイクルコーナー」てのもあって、図書館の管理シールが貼られた本ばかりだったけれど、持ち帰りOKな本もある。書架を片づけている人に尋ねたら、文庫本でもなんでも持ってきてよしだったので、このあいだ、さっそく第1弾を持っていきました。

返却カウンターで「寄贈です」とひとこと言うだけで、名前や住所を伝えることもなく、ただそれだけでOKでした。
なんてステキ。本を捨てるという罪悪感もない。
いっぺんに持っていくのは重いので、ちょっとずつ持ち込みます。 


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