なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

メモと記憶と練習曲

明け方は雨がざーざー降っていて、お昼ごろには雲間から陽が射してきてます。
部屋はひんやりとしてますが、外の空気は春ですねぇ。

週末は、のんびりと電子ピアノにかけてある布覆いをはずして、埃をはたいて、ちっちゃいちっちゃい音で、スピーカー使って、むかーしの練習本を開いて弾いておりました。

ツェルニーとかかソナチネとかソナタとか。
10歳から12歳ぐらいに練習してた曲。
当時のピアノの先生は、ちょっとヒステリックな若い女の先生だった記憶。
レッスンは怖かったです。あんまり、楽しい、て記憶がないんだなぁ、残念ながら。
今のわたしならわかる、楽器を奏でる楽しさを、習えてなかった。
もしかしたら、先生は、その楽しさを教えようとしてくれてたのかもしれないけれど‥。もう、ひたすらに、楽譜通りに、間違えずに弾けたら、〇をもらって、次に進む、というレッスンでしたね。
楽譜にえんぴつで書き込みをする先生だったので、当時の注意点がいっぱい書き込まれている。
あぁ、ここ、指がとどかずにいつも間違えてたのねぇ、とか、あぁ、ここ、1音だけフレーズが変わってるのがわからずに弾いちゃってたのねぇ、とか、当時のわたしがひっかかってたところが今もよくわかる。

楽譜に書き込むのがイヤな方もいるけれど、わたしは、わりと書き込みをするタイプ。書き込んでおくと、あとあと、あぁそうだったなぁ、とふり返れるから。メモとかなければ、自分の記憶には、まったくもって自信がない。

数十年後の今。
練習曲だって、きれいで、かっこよくて、かわいい曲がいっぱい。
当時10歳のわたしがひっかかってたところよみがえるのも、また楽しい感じです。


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