なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

ひとの立ち居振る舞いを観察する

孫子の兵法(こども版)を読んで、「パワープレイ 著:内藤 誼人」が書棚にあったのを思い出して再読。仕事で交渉する場面になったときとか、これに書かれた内容をわりと指標にしてましたね。営業職の方とかは、きっと最初に教えてもらえることだったりするのかなぁ。

ビジネスマナーとして上座と下座とか、お茶をだす順番とか、相手に失礼がないようにっていうのは 事務職でも新入社員として最初に身につけますけど、これもしっかりパワープレイのひとつになるんですよね。交渉時にどこに座るかで心理的戦略として影響がでる。

面白かったのは握手のときの振る舞いで、どちらが先に手をだすか、とか、右手で握手したあと左手を下に添えるのと、上にかぶせるので、すでに心理戦が展開されていて、もし左手を上にかぶせられたら、カウンター(やり返し)として自分の左手をそのまた上にかぶせたらいい、とか。ニュースで握手の場面が出たら、ついこの法則で観察してしまっています。あと、赤いネクタイはイケイケドンの心理で、青いネクタイは沈静化をねらっているらしく、そういうのもついつい目がいってしまう。謝罪会見とか。
時間に遅れるのも心理戦のひとつで、もし相手が約束の時間に遅れてきたら、その遅れた時間だけ、こちらの入室を遅らせて待たせることで こちらに有利な場を設定する、とかとか。デスクの上の場所とりとか、小学生か、と笑ってしまうけれど、なるほどなぁと思った。

相手にプレッシャーを与える術は、それは、逆にすれば相手にリラックスしてもらえるノウハウにもなるわけで、ひとに心をこめて相対するという根っこを大事に、知らない間に変な事にならないように、こういうのは知っとくといい知識ではあるかなぁと思います。


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