なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

伝えたいことの伝え方

これみよがしに、面と向かって意思表示するのって、とても大変。
そこにいる人みんなが同調している流れであれば、するっと自分の意向を言えたりするけれど、そうじゃない人がいる場面とか、自分のことを言わずに後から「そんなつもりじゃなかったのに」と言いそうな人がいるときとか‥。
人がどんな風に考えてるかなんて、わからないんだから、もう自分のペースでするすると進めてもよかろう、とは思うのですけれどね、そうやってると、なんか、つまんなくなるんですよね‥‥おっと、一番 めんどくさいのは 自分やな、と思います。

「人間関係境界線(バウンダリー)の上手な引き方 著:おのころ心平」を読んだんですけど、その中にサブリミナルを使う、という項がありました。相手が気づかないところで、こちらの動作で、相手の知覚にこっそりと働きかける、というものです。

心理学でも、腕ぐみするのはブロックのしぐさだとかいいますし、相手の癖をよむのに、女性が耳を触るのは退屈してるから、とかありますね。

今、放映されているドラマの「サイレント・ボイス」で捜査官が被疑者のマイクロジェスチャー(ほとんどわからない動作)を観察して、嘘をみぬいていくのがあります。昔、アメリカンドラマで「ライトゥーミー」っていうのもありましたね(私の中では”嘘ついてみぃ”になってる 笑)。これも実在する研究者をもとにしたドラマだとか。

どちらにしても、「自分が何を話すか」ではなく「相手が何をどんな風に話しているか」。話しの内容もだけれど、表情とか抑揚とか動作とかに意識をおいて対面してる。
それができると、おそらく会話はどーんと違うものになるだろうなぁと思います。
普通の大人は、みんなこんな風に対面しておしゃべりしてるんだろうか‥え、そうだったら、なんかおそろしいぞ‥いや、だったら、もっとスムーズに会話がはずむはずだな‥だから、みんなもできてないんだ、大丈夫(なのか?)。

おのころさんの、サブリミナルの使い方としては、相手の動作を読むのではなく、こちらが意味のあるさりげない動作をすることで、相手にこちらの意向をそれとなくすりこんでいくという手法でした。まぁ、直接ことばで伝えられないときとか、言っても伝わらない人に使うといいのかもしれないです。それとなく伝わるってのが、失礼にならなくていいのかな。

いや、でも、ことばにする努力っていうのも、常にしたいもんだと思います。伝えたいことを、ちゃんと言葉で言うって、すごく気持ちいいから。
がんばろ。


スローライフランキング