とある広告代理店の10の戦略がありまして、
1 もっと使わせろ
2 捨てさせろ
3 無駄使いさせろ
4 季節を忘れさせろ
5 贈り物をさせろ
6 組み合わせで買わせろ
7 きっかけを投じろ
8 流行遅れにさせろ
9 気安く買わせろ
10 混乱をつくり出せ
近年では使っていない戦略らしいのですが、まぁ、見事です。
広告代理店って、広告をうつ会社ってことで、モノを買わせて、売上をあげる、てことを求められている企業です。この戦略を唄うのも理解できる。でも、そのことを知らずに、まんまと乗せられ続けているのも目の当たりにするし、自分もうかうかと乗せられるてるし、わかってて乗ってるのは楽しいんだろうけど、知らずに乗せられてて、はっと気づいたときの、落胆というか怒りというか、恥ずかしさというか。
別視点で、この戦略のどれかに乗って商売すれば、この大手広告代理店の目論見を借りて自分も儲けられるってことで、たとえば、断捨離とか、こんまりなんかは「2 捨てさせろ」にうまくのっかったんだなぁと思う。
高校野球のマネージャーがドラッガーの経営学を実践するっていうお話がありました。企業としてどうあるのか。企業は継続することが使命‥みたいな。ミッションとかビジョンとか、「儲ける」のはなんのためか、その理念を掲げる。最初、目にしたときはわくわくしたんだけど、だんだん胡散臭くなってきてます‥。
うーーーーん、どうなんだろう。
日本は資本主義だしなぁ。
こういった戦略がコロナ後の世の中で生きるのか‥たぶん、手を変えてくるだろなぁ‥
広告代理店だけあって、社会心理を動かす力には長けているだろうし。
どんな戦略をたててくるんだろう。それが「戦略だ」ってことに気づけるかな。
シーナ・アイエンガーの「選択の科学」とか、ダン・アリエリーの「予想通りに不合理」とか、社会心理はとても面白い。
世の中にはたくさんの振り子(左右に振れるのじゃなく、ぶんぶん回ってるやつ)がうごめいていて、知らずしらずに、その振り子に振り回されたりしてる。
焦燥したり消耗したりせずにニュートラルで楽しくおれるといいんだけどなぁ。