なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

鬼に金棒。産業・組織心理学。

放送大学の産業・組織心理学を受講してます。なかなか興味深いです。
企業で働く人は知っとくといいかもしれない。

目次だけみると、通り一遍な感じかなぁと思っていたのだけれど、いざ受講してみると、それぞれに奥深くて、興味あるところは、あとから自分で深堀りすべし、ではありますが、そうだったのかと見方、考え方がだいぶと変わります。

モチベーションとか動機づけ、採用、キャリア形成や育成、評価、リーダーシップ論とか、組織のチームづくりに社内の対人関係・・・盛りだくさんな場面で、心理学的な知識をもっての分析ができるよ、と提示してくれていて、そこからいろんな攻略法が見えてくる。

これまで、自己啓発系のこととか、いろいろとやってきているけれど、それって、結局は「いかに人材を”体よく”働かせるか」ていうものやん、と思っていたのです。なんというか、経営者側が、都合よく人を動かす方法、というか、なんてことはない、いかに利益をあげるか、のためよねーと。
ほぼ、給料をもらう側である私としてはですね、それってどぉなん?と、斜に構えておりまして、へたにコキツカワレないように自衛するべし、と思うところも多いのです。

ただ、経営者としては利益をあげるべく、どう人をこき使うか、となるだろうけれど、働く側としてもですね、今の日本、1日のうち8時間を労働にあててるわけで、その人生大半の時間を、いかに楽しんですごすか、という視点で、こういった心理学的知見が有効活用できる、てことに、うっすらと気づきました。今更感はぬぐえませんが・・・

たとえば、目標が設定されるとして、生真面目なわたくしは、その「目標を達成する」に重点を置いてしまって、人がどうとか考えるのが面倒くさいので、もう一人ででもやってしまう、という工程をとることが多かったのです。こうなると、ひたすらしんどい。

でも、実はそうではなくて(もちろん目標は達成したほうが楽しいんだけど)、企業(組織)で働くのであれば、その目標を使って、周りのメンバーをどう動かすか、に力点を置く、という視点。目標を達成するかどうかは、ひとまず置いておいて、どうやってメンバーと楽しんでやるか。

なるほどなぁと思った。実際は、一緒に働くメンツにもよるし、世間の社会人のみなさまにとっては、そんなこと当然じゃん、とおっしゃることかもしれない。

人材採用にも、評価にも、管理職たる業務にも、それぞれ、ちゃんと構築されている理論があって、野良の研修や、すでにある会社のシステムも有用ではあるだろうけれど、こういう基礎的な知識を知っておくってことは、すごい力になると思う。

働く人にも、鬼に金棒。


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