目に見えないけれど、あると思う。
それって、気体ってこと？
「ぼくは ”匂い”。だから身体がほしくて・・・」というようなセリフで、物理的に骨格になるようなモノを手に入れて、それに入って、動いて、喋ってる。
また別のキャラクターは、「記憶として”匂い”を吸ってもらった」と言って、その”匂い（気体）”を嗅がせることで、記憶が受け継がれていく、という設定。
なんとも意味深い。
記憶って、気体なんだろうか？
脳内の活動はシナプスといって、ある種の電気信号による、と研究が進んでいる。
でも、電気は気体じゃない、よね？ 記憶ってなんだろう。
「自分」は一体なにで出来てるんだろう？
人とは違う「自分」。
なまえ？の違い？ 名前、音？、文字？ 記憶喪失の人の話を思うと、名前とか忘れちゃっても、なんらかの記憶があれば「自分」としておれるのかな。
記憶を失ったら自分じゃなくなる？
その記憶って・・ある意味、気体だったりするのかな。
としたら、”匂い” という形態にもなるのかな。
”匂い”というのであれば、今この瞬間も、いっぱい息を吸えば、いろんな”記憶”や”魂”をわたしの中に取り込んでることになるのかな。
深呼吸して、酸素を取り込んで、二酸化炭素を吐き出す。
わたしが吐いた二酸化炭素を植物がとりこんで、植物が酸素にして吐き出して・・
わたしは知らないうちに、そんな、植物の記憶も含めて、いろんな”記憶”を吸いこんでいて、わたしは、わたしの”記憶”を吐き出してるんだろうか。。。
「液体・気体・固体」は、物質の形態。
電気（電流）は現象であって物質ではない。
炎は、気体でも液体でも固体でもなくて、プラズマという状態で、
「液体・気体・固体」の３つの分類は、人間が生きる環境で安定して存在できる形態であって、宇宙空間とかの高エネルギー状態では、それ以外の状態もある・・・
音。これも目に見えないけれど、耳に聞こえる。
音って、空気の振動で、波。
目に見える光も、波。星の光も、遠い遠いところからやってきてる。
見えないけれど、音を聞いて、匂いを感じて、手で触れない光を見てる。
それってなんだろう、と考え始めて、えらいことになってます。
目に見えないけれど、あるのよねぇ。
