なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

阿波の晩茶

このあいだ実家に帰ったとき、母にがさっと渡されたお茶の葉。

f:id:nantoka-naru:20211020101101j:plain

なんともワイルドにジップビニールにいれて、「これ、〇〇のお茶。おかあさんが学校を出て初めて勤めた会社(たしか製材所)でよく飲んでたお茶、なつかしいの、(親戚の)〇〇のおばちゃんが分けてくれたの」。〇〇は聞き取れず・・・たぶんこうだろな、はわかる。

ふーんと思ってもらって帰って飲んでいたら、きのうTVでそのお茶のことが流れていて、え、そうなんだ、と調べてみました。アジアでも同じ製法で作られているお茶があって、そのルーツとか、面白かった。

徳島の上勝町(かみかつちょう)の晩茶。「番」茶じゃなくて「晩」茶。7-8月ごろに摘むお茶だから「晩」らしい。発酵させて日干しなので「日干(にっかん)」。
夏から晩秋にかけて大きく伸び育った茶葉をしっかり芯まで蒸し上げて、細くよらずに大きな葉の形のまま天日で乾燥させるお茶。乳酸菌で酸っぱいという記事もあるけれど、全然すっぱくはなくて、いい香りの甘いお茶。(といっても甘茶じゃないですよ)

f:id:nantoka-naru:20211020101117j:plain
f:id:nantoka-naru:20211020101131j:plain

わたしは薄い目が好きなので、ぐらぐらに沸かしたお湯で1分。いれたてはこんな感じの色で、時間がたつとこげ茶になっていきます。あまくていい香りでおいしい。

三宮で買う50g 5000円超の岩茶(烏龍茶)といい勝負です。


スローライフランキング