なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

個人を愛する人々の中に、その個人の特別な何かがある?

人間にとっての特別な何かは、個人の中にあるのではなく、その個人を愛する人々の中にある ~カズオ・イシグロ

目にとまった一文です。AIが人間について考えたこと。

なかなか深いなぁ。

「人間にとっての特別な何か」ってなんだろう。

人間を人間たらしめているもの? 

例えば、お気に入りのぬいぐるみ。生きてはいないけれど、それが大好きな子供にとっては、そのぬいぐるみは、特別なものになるよねぇ。そういう感じ?

でもね、

自分が自分であるのは、周りがどうだから、じゃない、とも思う。
周りに疎まれたからといって、自分を自分で否定するのは違うし、周りに愛されるからといって、それは生きていく上ではとてもラッキーだとは思うけれど、それがすべてでもないと思う。

「個人を愛する人々の中に」なんだな、これは。
「憎しみをもつ人々の中に」ではないのがミソ?

愛も怒りも憎しみも悲しみも喜びも、同義かなぁ。愛の反対語は無関心、と思ってますのでね。愛と連動する感情には憎しみがあって、そうなると周りからの憎しみも、その人の「人間にとっての特別な何か」になるのかな。

人にどう思われてるか、が軸になると、なんだか変なことにならないかな。人に愛されるのか、憎まれるのか、関心をなにも寄せてもらえないのか、なんて「される」側にいるなんて、つまらないぞ。

としたら、誰かを想うことで、その人をその人たらしめることができる、と「する」側になって考えると・・・なかなかに万能感がわいてきますわね。


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