なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

朔日詣

今週はやっと5連勤だ!と気合をいれていたものの、母の検査結果説明の家族同伴受診となり、今日は早退させてもらって4.5連勤となりました。

通勤途中の商店街からこんもりと杜がみえていて、いつもちょっと早めに通勤しているので、昨日ちょっと回り道してみたら、由緒ある神社であるのに気づきました。ご縁かなぁと、初めてだったけれど、お参りしました。
今日の受診は、「よくない結果」を家族と聞きに来て、という病院からの連絡だったので、気持ちをしっかりしておけるように、連日になるけれど、と今朝も出勤途中に回り道してお参りにいきました。そしたらですね、朔日(ついたち)です。昨日とはうってかわって、結界がつくられていて、神官さんたちもいて、ちょうど巫女さんが献湯神事をしているところでした。すごかったです。
ここぞとばかりに、父母ともに朗らかに、まだまだ一緒に過ごせますようにとお祈りしました。ご縁のあるみなさまも機嫌よく健やかにありますようにとお祈りしました。

午後、早退させてもらって、約束の時間に病院で父母と合流。急患が入ったとのことで、担当の先生との面談が数時間の待ちとなったのだけど、その間、心配症の父と、あっけらかんとしている母と、あーだこーだと他愛のない話で盛り上がって、騒がしくならないように注意しながら過ごしました。

診断は悪性リンパ腫。抗ガン治療すれば寿命まで生きるでしょう(しなければ余命1年)とお話しでした。治ることはない、けれど寛解は望める。これまで尿道ガンに肺ガンと複数回の外科手術をしてきています。それぞれ寛解。今回は外科手術ではなく点滴を3週間に1回、2日にわけてする、点滴1回は3-4時間、これを6か月間繰り返す治療となります。初回の点滴は入院して様子をみながら、あとは外来で十分な治療とのこと。副作用の説明は入院初日に詳しくきくことになりました。脱毛は必ずある、味覚の変化もあるだろう、昔ほど嘔吐がひどいということはない、鬱は‥とこれまで聞いたことのある症状を質問すると「人による」から心配しすぎないようにと言ってくれました。入院時の様子で今後の治療(放射線するかどうかとか、薬の濃度をどうするとか)を見極めていくそうです。治療できることに感謝。

実は、父母にはわたしが正社員を辞めて派遣社員で働き始めたことを言っていません。
それぞれに発症している状況ですが、まだ、父母ふたりで暮らせると見ています。今は、両親がふたりで暮らしているからこそ、しゃんとしておれるのだと思うのです。もし、わたしが正社員じゃないと知って、実家に戻ることを切望され、そうなったとしたら、きっと両親は気が緩んで崩れていくんじゃないかと思うし、わたしも、たぶん、支えきれずに潰れてしまうんじゃないかと思う。いや、わたしは自分の暮らしを守りたいだけなのかもしれない‥もしかしたら、さきざき、一緒に暮らさなかったことをわたしが後悔するかもしれない‥正解はわかりません。

今回の父の心配っぷりと、それを見て「そんな先のことばっかり心配してても仕方ないやん」と笑い飛ばしている母がいて。わたしはつくづく父に似たんだなぁと思います。ともに愛すべき父母。ありがたい存在です。


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