なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

道徳の授業

わたしが子供のころの道徳の授業で、なんとなく覚えているのは「走れメロス」と、あとは差別問題についてとかかなぁ。国語とか社会で習ったんだっけ?と記憶も曖昧模糊で「こういうことはしちゃいかんよ」「こういうことするといいよ」という社会通念だったように思う。

今の義務教育、これまでは教科外活動だった「道徳」が、2018-9年から教科になっているとか。点数がつくようなものじゃないから「特別な教科」扱いらしい。

「生き抜く力をつける」が、おそらく目標。認知行動について、こどもにもわかりやすく具体例をもって授業に取り入れてる。きょうびのダイバーシティ、いろんな人がいる、いろんな考え方の人がいる、を授業で学ばせてる。

モラルジレンマ教材ってのがあって、例えば

妻が病気になってしまったが、薬がとても高価で、いろんな人にお金を借りたが足りず、安く売ってもらえないか、足りない分を後で払うと頼んだが、薬屋は売ってくれない。夫は妻の命を助けるために、薬屋に押し入り、薬を盗んだ。

とか

仲良しのAちゃんとBちゃん。Aちゃんは活発でBちゃんはおとなしい。あるときBちゃんが花瓶を倒してひびをいれてしまう。そのときはAちゃんがBちゃんを助けて、大事にならなかったけれど、クラスの終わりの会でひびが入ってることが問題になる。AちゃんはハッとBちゃんのほうを見たけれどBちゃんはうつむいてしまった。

とか。

正解はなくて、それぞれが「どうすべき」と思ったが「それはなぜ?」てことを考えて、発表して、人とは違う、ということも学んでいく。

面白そうなので、調べたら教育大学の付属学校の授業風景の動画がありました。わたしが見た動画は付属校ので、それなりに選抜されて入学してるお子たちだろうから、それはみんな利発そうで、活発に意見を発表して、授業をみていてすごいなぁと思った。こんなお子たちが10年後、20年後、社会で働くのよねぇ・・・いくらなんでも私が一緒に働くことはないだろうけれど・・・いい世の中になるといいなぁ。

www.youtube.com

にしても、いやー、今の先生、大変だわぁ。


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