なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

会社のやめ方

これまで、たくさんの会社で働いてます。てことは、たくさんやめてきている、ということですね。大半が期間契約だったので、わざわざ自分からやめると言わずとも時期が来たら契約終了してるのですが、それ以外のいくつかの会社では自分で「やめる」という意思表示をしてきています。

最近目にするようになった、退職代行の業者。これって、会社のやめ方がわからない人がでてきたってことかな。「やめる」という 本人の意思表示ができなくて業者に頼らざるをえないのかなぁ。とても簡単なのですけどね。

「やめます」と言って、行くのをやめればいいだけです。

といっても、諸手続きはあるわけで、それを社会人として礼儀、礼節をもって、粛々と行動すればよいのです。が、やめ方を具体的に教えてくれる先輩はいないし、そんな社員研修もされないから、だから、わからなくて業者頼みなのかな。ひと昔もふた昔も前であれば、生涯、ひとつの会社に勤めあげる働き方がほとんどで、途中(?)でやめる人も少なかったろうしなぁ。

さて、具体的なやめ方(諸手続き)はその会社の就業規則に書かれてます。
法律的にはやめたい日の2週間前に意思表示すべし、とあるけれど、就業規則には1か月前とか6か月前とかの規定がありますね。規定があったとしても、行かなければ やめられます。これは、社会人としてどうかとは思うところですが、最終、自分を守れるのは自分しかいないので。ちなみに私はまだこの手をつかわずに円満退社できております。

円満退社にむけて、通常は、上司に「ちょっとお時間いただけますか」と声掛けして自分で意思表示して、退職日を、本人の希望日と担当業務の状況とかをみて、双方で決めて、その日付を退職願か退職届に書いて提出。退職願(届)は雇用保険の手続きしてもらうのに必要なので、会社のため、というより自分のためでもあります。
あとは業務引継ぎ、書類整理。健康保険、年金、雇用保険、市県民税の手続きですね。

やめるやめないにかかわらず、有給休暇があるなら全部消化したほうがいいと、わたしは思います。なんというか、私はこれまで、有休消化はどちらでもいいや、という感じだったのですけど、自分と会社との区別をつけるためにも、自分で厳しく「消化すべき」としたほうが、自分の「分」を身につけることができるように思う。休むとかえって仕事が大変になる、ていうのもあるんですけどねー。それでも、自分と会社との区別をきちんとつける練習として、できれば、日ごろからこまめに取得しておくほうがいいと思います。業務に押しつぶされそうになって離職、というのを防げるかもしれない。

あとこれは、わたしの信義なのですが、事前に周りに「やめる、やめる」と言いまわることはしません。自分の進退のことなので、人がどうこうではなく自分で決めて一人で動きます。公表は業務に支障がないようにしかるべきタイミングに上からしてもらう感じですね。

人それぞれとは思いますが、「もういっか」と思いきれたとき、ずるずると不満をまき散らしながらそのまま留まるのではなく、自分がよしと思う方向へ舵をきるのが気持ちよいです。


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