なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

混乱 え、猫がすき‥の脚本?

図書館でふらふらーっと目にはいった「モリオ 著:荻上直子」を読みました。
母が遺した足踏みミシンを譲り受けて、一人ぐらしの息子が縫製を始めるお話。なかなかよくて、ざざざっと読んでしまいました。
あとがきを読むと、この著者、「かもめ食堂」「バーバー吉野」の映画監督で「やっぱり猫が好き」の脚本を書いたとか‥。

あれ? 「猫が好き‥」の脚本って 木皿泉ぢゃないの?あれ? と混乱いたしました。

あちこちネットで調べてみたけど、双方が登場する情報にあたらず、読み解くと、テレビ番組の脚本って一人の人が書くのではないんですね。「猫がすき‥」も複数のライターさんがかかわっているとか。メインライターは売れっ子の三谷幸喜で、他にも何人もいて、木皿泉も この荻上直子もそれぞれ脚本を書いている、らしい。

なるほどなぁ、似て非なるものかぁ。

ドラマの「すいか 脚本:木皿泉」が好きで、当時公開された「かもめ食堂 監督:荻上直子」をワクワクと見にいって、ちょっと違和感があったんですよね。
登場している俳優さんたちが、あのメンバーなのでね、ああいうカラーの物語ではあるんだけれど、やっぱり なにか ”ちがうもの”として印象に残った。
そういうことだったのか‥と今になって、ようやく納得。古代劇からあるストック・キャラクターというか、吉本新喜劇とかドリフターズとか、型にはまった性格のキャラクターを使うドラマ進行の形式。「猫が好き」のメンバーがでてると、そういうのをちょっと期待しちゃう。あの番組はアドリブとかもあって、撮影スタッフの笑い声とかも入ったりして、むちゃくちゃ心地よく、面白かったもんなぁ。

自分の中にあった違和感の理由がわかって、ちょっとすっきり。
あれこれ別物として荻上直子さんのご本、もうちょっと読んでみよぉ。


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