なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

時間泥棒?

ミヒャエル・エンデの「モモ」を読みました。

なんとも、わたしの「働く日常」の過ごし方が、まさにこのお話の時間泥棒の灰色の男たちが企んでいることと合致してて、えーーーっ!と思いました。
自分が「普通」と思ってる事をもう一度見直さねば。て 今このとき(無職期間)を 自分でもその見直しの時期としてるので、なんとも、今のこのタイミングでこのご本を読むことになるっていうのも、いやはや。

ブラック企業やらなんやら、それどころじゃない根本的な考え方ですよねぇ。
日本の労働基準法で定められた労働時間って大体1日8時間(いろいろ計算方法はあるでしょうが)で、その中でパフォーマンスを最大限発揮していくのが労働者の勤め と思って、これまで しゃにむに働いて‥うーーん、それはそれでいいんだろうけど、疲れ果ててたんですよね。疲れるのはまぁ ありとして、果てちゃうってのはあきませんよねぇ。

「時間とはすなわち生活なのです。そして、生活とは人間の心の中にあるものなのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそって、なくなってしまうのです。 」

”効率よく” ってすごく好きなんだけど、実はすごく危険なことかもしれない。
自分の時間をどう使うか、自分でちゃんと気づいていかないと あぶない あぶない。

あと、案内役のカメが、「ミチハ ワタシノナカニアリマス 」と抱かれていてはたどり着けないとか印象深い。

「時間のみなもと」の描写が 星のことばが降ってくるイメージですごくきれいでした。


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