なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

ビールがおいしい

母の入院初日。夜に担当の先生から説明があるので、家族同席が必要となり、仕事を定時でピンポンダッシュで走り出て、電車を乗り継いで病院へ。
父母ともに車を運転するのだけれど、夜暮れてからの運転は不安ってことで、実家によって父を車に乗せてGo。母は朝に自力で入院済み。

悪性リンパ腫で手術はせずに、抗がん剤の点滴で寛解を目指します。10日の入院予定。
現在、母はいたって普段通り。
治療しなければ余命1年と言われ、治療すれば寿命まで生きる、と言われ。

なんとか時間に間に合ってすべりこみ。10日前にバイクであばら骨を折った兄も来てくれていて、家族4人でドクターのお話を聞きました。
点滴治療の副作用のこととか聞いて、これまで2種類の癌にかかっていて、今回3種め。4つめがあるかもしれないことも覚悟してね、とか、悪性リンパ腫は19年たっても再発する人がいるとか(それは母も100歳こえてる)、免疫が落ちるから生卵とか生肉とか生魚は絶対ダメとか、そんなことを聞きました。
半年の治療費は800万とか言われ、高額医療の制度を使ってね、とか。遺伝とかではなく寿命が延びてるから二人に一人はガンになる時代、まだ50代の兄とわたしにガン保険は入っておいたほうがいいよとお話されたり。加入してる保険によって治療もあれこれ考慮されるとか、いろんな方のお話も交えて。

母はこれまで何度も手術を受けていて、そのたびに、家族は怖い説明を聞きます。
お医者さんは最悪の事態を想定して、そのことも話してくださる。聞く方は、その最悪の事態のみが頭に残ってどーんと落ちるんですよね。でも、最悪のことは、ほとんど起きない。大丈夫。

今回は身体を切ることもなく、普段どおりの生活に点滴の抗ガン治療が入ってくるって思ってください、と説明してもらいました。大事にしすぎて、安静なんかしちゃうとかえって体力が落ちるから、くれぐれも普段の生活を、と念をおされました。

不安じゃないわけではないけれど、普段どおり、普段通りと祈るように思っています。

病院から父を連れて帰ってきて、わたしはバスと電車を乗り継いで、途中でおにぎりをかじりながら、23時をこえて自分ちに帰宅。
さっとシャワーを浴びて、ビールがどうしても飲みたくなって、缶をあけて飲みながらPCにむかっています。ぷはーっ、ビールって美味しい。

明日は、わたしの年金やら保険やらの手続きをしに役所にいかねばならぬので、これ幸いに、ゆっくりと出社します。


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