なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

Noと言えるのか 「しない」でいれるのか

1960年代のミルグラムの社会心理実験。

「記憶実験」として被験者をつのり、「罰が学習に与える影響を調べる」として、教師役と生徒役に分かれて、生徒が間違えると教師役が電気ショックを与えるという実験。
問題を間違えるたびに電気ショックが強くなって、電源装置には「軽い」から「危険」、危険より上の「×」レベルまで2-30個のボタンが並んでる。

生徒役になる人はサクラ。隣室でうめき声や、続行を拒否する声を上げる。

途中、教師役が躊躇した場合、白衣を着た実験者が後ろから「続けてください」と定型のうながしを繰り返す。

事前の研究者の予想アンケートでは、最大ショックのボタンを押すのは1-2%、とされていたけれど、実際は全体の60%以上が最大ショックのボタンを押していた・・・50年、繰り返し実験されているけれど、結果は変わらない(2015年は90%が最大ボタンを押してる)のだとか。

権威の指示に従うパーセント。

戦争って、みるからに極悪人がなんかするんじゃなくて、市井の人が、こんな感じに行動しちゃうってことなんだろうなと、思う。

人間ってそういうもの、ていうのが50年以上前から実験で結果がでてる。で、そういうことがわかっていて、じゃ、どうすれば、よりよく生きる選択ができるようになるんだろう? 


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