6月に声掛けしてもらって、ゆる～く、どぉかねぇ、と話をしているうちに、あっという間に猛暑の7月になっておりました。
どこにどんなきっかけが潜んでいるか、わかりませんよ。
ある日、派遣仕事終わりに、お気に入りの駅前のクレープやさんに、ふらーっとでかけたのですよ。そこはおにぃさんが、ひとり親方でやりくりされているお店。テイクアウトしようかなぁと思ってたのだけれど、あまりに暑いので、イートインスペースに入らせてもらって、冷房が気持ちよくて、もうそこで食べて帰ることに。
そこのイートインスペースには、たくさんの蔦植物がいい感じにあって、水槽には生き物もいて。そのどれもが、埃ひとつない状態。蔦植物って、葉っぱに埃がかかってるところも多いのだけれど、ここのは、ほんとうにツヤツヤ。水槽もお魚飼ってると1週間もすればすぐに苔が生えて水もにごってくるのに、ここのはガラスもピカピカ、澄みきったお水で、生き物たちも気持ちよさげ。どんだけ几帳面なんだろと、ますます好印象。接客もやわらかく、クレープ+好男子とくれば、そらもう、若い女子がひっきりなしですよ。
そんな清潔で甘やかなお店の中で、そのとき、ほんとにたまたま、貼りだされている紙が目にとまりました。「不動産のことなら〇〇会社へ。ぼくが以前勤めていたところです・・」とかなんとか。へぇぇ、と興味がわきまして、このあたりの店舗物件とかも扱ってるかなぁと、おうちに帰ってからネットで検索をかけたのです。
これまでは、レンタルサロンしか調べてなかった。二人で「風呂なしの古いアパートで数万円で借りれるところとかでもいいよねぇ、でもそんなん、ないよねぇ」なんて話してはいた。まさか、そんなほどよい物件があるはず・・・・ないよね？・・・と、いつのまにかクレープやさんの不動産からは遠く離れて、どんどんサーフィンしていて・・・え、なんですか、これ？・・え、ほんとに？・・・え？・・・と、びっくりするほど好条件の物件情報を発見したのです。
驚いて、こんなのあるけど、どぉ思う？ともみほぐしの人に連絡。
おもしろそうだから、見に行くだけ見に行ってみる？と、もうほんとうに、冷やかし気分しかなく、内覧させてもらう連絡を業者さんへいれたのでした。
犬も歩けば棒にあたる、的な？ クレープ屋さんで見かけた貼り紙に背中を押された、的な出来事で、ここから大きく動きだすのです。
-つづく
