本棚から昔むかしに読んだ本をひっぱりだしてきて再読してます。
ウィリアム・サローヤンの「パパ・ユー・アー・クレイジー」
こんなお話だったっけかなぁと思うところがいっぱい。
10歳の少年が父親と海辺の家で暮らすおはなし。
少年が、父の家にいてもいいのかと、何度も問答をくりかえすシーンがあって、父親が
-私はお前が戻らなければならなくなる時がくるまでいてほしいと思ってるさ・・・しかし私に耐えられないのは、お前がそうしなきゃならんというふうに感じることだ。私を喜ばせようとしてね。
-僕は自分がいたくないと思ったらいやしなしよ
-ありがとう
いまどきの心理学的なあれこれを調べてると、子供に対して「こうなってほしい」「こうならないでほしい」どちらを言っても呪縛になる・・らしい。しつけと教育と呪縛。むずかしいな。
たぶん、英語の訳のせいだな・・・おぉぉ、伊丹十三が訳してるじゃぁないですか・・・きっと、こんな英語で書かれてるんだろうなぁ、と想像できる訳。えっと、ほかの人が訳した本はないのかなぁ・・原文を読む英語力は、わたしにはない。