なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

いきてる言葉

台風15号、すごかったんですね。去年の関西の台風を思い出します。びゅーびゅーと吹く風のすごさ、水の怖さ。みなさま被害がそれほどありませんように。

ニュースを見ていたら、先週、安部譲二さんが亡くなられたとか。ちょうど手もとに「京都の叔母様宅 著:遠藤瓔子」のご本を借りてきております。知らずに借りたのですが、この著者、安部譲二さんと結婚歴あり。おぉ、その道?の方だったのかしらと、本を読んでいるのですが、そんな風はなく、みやびです。京都ことばがね、はんなりとしていて耳馴染みがよくって、読んでいて「そうそう、京都の子ぉはこんな感じやわぁ」と。

ちょっと昔の言葉づかいが好きで「幻の朱い実 著:石井桃子」は心を奪われましたねぇ。石井桃子さんは童話作家として知っていたのだけれど、このご本は大人のおはなし。昭和初期のお嬢様ことば、なのかな。これが普通に使われていたことばだったのかな。女学生時代からあこがれていた学校の先輩と再会して、その先輩の自由な生き方なんかもちりばめられた友情?というか交流のお話で、一人ぐらしだったり、下宿ぐらしだったり。当時の女性の生き方がとてもいきいきと描かれていて、とても素敵です。

暮らしの中で、バスや電車で耳にする学生さんたちの関西弁とかも大好きです。表面だけじゃない感情表現とそのテンポのよさ。ビジネスで礼儀正しく顧客対応している営業トークとかとは違って、いきいきとしたやりとりを耳にするとほっとします。


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