なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

そのうち撫でさせてくれる?

最近、朝JOGの途上で、よく猫に会います。
早起きをして、朝焼けを見に出歩く。退職後に始めて、そろそろ 6か月になりますね。よく続いてるわぁ。これまでは、お散歩されてる犬たちは目にとまっていても、猫はあまり出会ってる感がありませんでした。それが、ここ最近、猫に会ったときに「おはよー」と声をかけるようにし始めた途端、次々とネコが視界に入ってくるようになりました。

みゃ~と鳴いてるのに気づいて、ありゃ、仔猫3匹、もう1匹がこちらの溝の中?ていうシチュエーションとか、松の木の根本でぐぅーんと背中を伸ばして爪とぎ真っ最中ってのと目があって、固まっちゃってるのとか。こことここのおうちの間の塀の上には5-6匹がいつも香箱座りしてて、用水路にかかる通路の上では涼を取ってるのが1匹。それとは別にこっちで用水路をのぞき込んでるのが1匹。普通に道を歩いてやってくるのが一匹。ささっと車の下に潜り込むのが1匹。垣根ごしににらみ合ってる2匹、とか。

飼いネコが帰ってこないとき、近所にいる猫に「うちの子に、帰ってくるようにつたえてくださいな」と声をかけておくと、伝言が伝わって帰ってくる、とかは聞きます。
「かのこちゃんとマドレーヌ夫人 著:万城目 学」のお話みたい。

TV番組の岩合さんの「世界ネコ歩き」。撮影中にネコが岩合さんの頭の上にのってきたり。ものすごい遠い丘の上からこちらにやってくる映像、ていうのは、ものすごく遠くから岩合さんとこにネコがやって来てるってことだよなぁ。

会社をやめて街歩きする中で出会う猫を写真に納めつづけて、それが「必死過ぎる猫」とかの写真集になって、それが収入の糧になってる沖昌之さんとか。

どこかで何かが繋がって糧になっていく。糧を得ようと求め続けるのとは違うなりゆき。力を抜いて、楽しめば、なるようになっていく。のかな。
現代日本は資本主義社会で会社に勤めて毎月のお手当をもらうっていうのが、糧をえるには、わかりやすくて、そこにむかう道もきちんと用意されているから、そこに行きやすい。そこに行けないからといって落伍者というんじゃないはずだけれど、みんなと一緒でないことの不安はつきまとうわけで。そこは小心者やなぁと。
自分は、そんな小心者や、ということを認めつつ、朝、出会うねこたちへの挨拶を続けてる。

そのうち なでさせてくれるやろか。


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