なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

エモい

最近の言葉をタイトルにしてみました。これ、どんな風に使うのかなぁとあちこち探索。「〇〇い」って、わりとネガティブな言葉のイメージ(エロい、きもい、きしょいナドナド)があったのですが、こちらはそうでもないようですね。
白いワンピースの女の子がウユニ塩湖のようなところで、夕やみのなかで花火をくるくる回している動画とかがあって、「エモい」と評されており、あぁ、こういった感じをいうのか。馴染みのある単語でいうと、センチメンタルと同義かな? 昭和な人が言う「おセンチ」ってことかな、と ひとり解釈しております。

てことで、「うたうひと 著:小路幸也」を読みました。
東京バンドワゴンを描いた人ですね。これは音楽をテーマにした短編で、ちょっとミステリー風に読ませてくれます。7話はいっていて、どれも読後感はいいです。
で、どれもこれも「エモい」お話、だと思います。
そこに書かれている 語り手が、いったいどういう人なのかわからなくて、そこを思いめぐらしながら、あぁ、そういうことだったのね、と腑に落ちるところにもっていってくれる。で、さいごに気持ちよく 少しひっくり返したり。時間の流れのちょっと寂しい感じと、時間がたったからこそやってくる楽しみとか。
秋の夜長にぴったりかもしれないです。


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