なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

資格と経験

先日、講習会を受講してきました。
無職期間が続いています。せっかくなので、そういうときは何か身につくことを、とアンテナをはっています。

前回、50歳で転職したときは、事務職の求人情報としては経理のお仕事がたくさんあったので、一念発起して、書籍で独学して、簿記3級の資格をとりました。そもそも芸術脳で、大学の入学試験(音楽科)の共通一次の学力は200/1000点あればOKと言われ、高校時代はほぼ勉強せず。数学の定期試験は、あまりに点数がないので、先生が不憫に思って、名前書いてるから1点、問題の式を写して書いてるから1点と、点数をひねりだしてくれておりました。そんな私が簿記3級、よくがんばりました。

ただ、経理の実務経験としては、お手伝い程度しかないので、やはり「経理」とうたっている求人は、私には大変だということを実感しました。ぷらす、これまで経理担当の方と上手にコミュニケーションとれたことが少ない。私にとっては、ちょっと独特な方々。なかには、とても仲良くなれる方もいるんですけど‥。なので、今後も、簿記3級の資格をバリバリにいかした仕事をするのか、ていうと、おそらくそうはならないだろうなと思ってます。

てことで、今回なんですが、受講するだけで資格がもらえる食品衛生管理者の講習会でした。こちらも、この資格を使うお仕事、今後、私がする機会があるかなぁ、と考えても、なんだかピンとこないんですが、ま、どう転ぶかわからないので、目についたことだし、と受講することにしました。公的な資格でもありますし。

当日は、会場にすごく早くついてしまって、受付順に番号が渡されて、その番号が貼ってある席に前から座っていくよう誘導されました。はい、かぶりつき、1列目。100名近い受講生で、1か月前ぐらいには満席で申し込みが締め切られてました。
入ってくる人を見ていたら、老若男女、会社から参加してるようなワイシャツ・スーツ姿の15名ぐらいとか、たぶん一緒のお店で働く2人づれとか、カジュアル~なGパンのあやしいおっさんとか。ワークショップとかではないので、受講生同士でお話するなんてこともなく、たんたんと講義を聴くスタイルでした。
内容は、この6月に改正された法規のこと、衛生管理としてのPDCAみたいな「ハサップ」と呼称されるHACCP(←ハサップなんて読めないし)のこととか、食中毒とかウィルスとか、添加物、毒の話しとか。

講師の話し方が、癖なのか語尾がはっきりしなくて、やわらかぁい関西弁で「ほぅるのんが 大変なん(ですよ)」と、ふわふわと耳に心地よく。「ほぅるもん」って、まんま関西弁やなぁと、ぷぷっと一人笑いながら聞いておりました。いや、内容も興味深く、面白かったです。

履歴書に書く資格。
採用する側だったとき、ひとつの目安にしていたのは事実。でも、資格があるから仕事ができるか、ていうと、また別の話しで。本人が「できる」と自信をもって宣言している能力が、仕事で使える「できる」だったことは、実のところ稀でした。採用側がその実力を見極める力がないと、あとあとえらいことになります。それに対して、応募側はどんだけ相手に自分の「できる」を売り込めるか、ですね。

さてさて、こんどは、のびのびと楽しく働きたいなぁ。いいご縁があるといいなぁ。いい仕事にご縁がありますように~。


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