なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

うそ じゃなくて

若かりし頃の、出がけに出会うご近所の人からの「あら、おでかけ?どこいくのぉ?」とか、お年頃から現在に至るまで、会話のなかで「〇〇ってどうなん?」と、〇〇には「彼氏」とか「結婚」とか「子供」とか家庭のこと、仕事のこと、自分の近況を尋ねる単語が入るのですが、そういう質問に 苦笑いしている自分がおります。

「ブリジットジョーンズの日記」とか、ドラマやいろんなメディアでも、何気ない会話でも、びしびしと相手を鞭打つような質問になってしまってるという表現がされています。ああすればこう言われ、こうすればああ言われ。世の女性だけではなく、男性も「ほな、どないせぇっちゅうねん!」ていうことはとてもたくさんあって、で、どんなにあがいても、これってなくならへんやろなぁと。

歯に冷たい物が凍みるみたいな痛さがある これらの質問。発する人は 受け手がどんな気持ちになるかとか あまり(まったく)考えてなくて、ただただ、会話したいだけだったりするんですよね。「なんでそんなこと知りたいん?」と不審に思うんですけど、わたしについての「それ」が知りたいっていうよりも、ほんとに ただ わたしと会話したいだけなんやなぁと気が付いたのですよ。だから、聞かれたことに真正面から馬鹿正直に答える必要もなくて、「今日もいいお天気ですよね~」とか「そうですよね~」とか、聞かれたこととは関係ない なんとでもとれる受け答えをして、なんせ わたしの声を聞かせればいいかな ぐらいで対応するようになったら、とても楽になりました。会話を続けないといけない状況であれば、会話の流れを変えるのに、そのままこちらから質問に打ってでる。タイミングをとるのはちょっとコツがいりますけどねぇ。便利なのは「木戸に立てかけし衣食住」って、営業職ですかいってネタですけど。

 木 気候や季節、天気の話
 戸 道楽(趣味)の話
 に ニュースの話
 立 旅の話
 て テレビの話
 か 家族の話
 け 健康の話
 し 仕事の話
 衣 衣服、ファッションの話
 食 食べ物の話
 住 住まいの話

こんな話を振って、これまたタイミングをみて離れる。飲み会とかだったら、これらをきっかけに話題を変えていく。

最近はオフィスでのセクハラ対応が徹底されてきてますので、こんなことは起きないですけどね、「〇〇ちゃん、今日のパンツ何色?」とか(ま、こんなネタは今では 本当にありえませんけど)あいさつ代わりに聞いてくるおじさんとかもいたですよ。先輩がそれを しれっと「あ、今日、ぱんつ はいてくるの忘れました」と大人な対応してたのとか、それを笑いに変えていく底力にはむちゃくちゃ憧れましたねぇ。その受け答えは、私の中で、今もひとつの目標です(笑)。


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