なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

「限界費用ゼロ社会」を読んだ

朝はお天気よかったんですけどねぇ、どんどん曇ってきちゃった。でもって、寒い。
部屋の中でマフラーして炬燵に入ってます。
せっかくのGW2日目なので(て、わたしはロンバケ中なので関係ないんですけどね)、お昼間は、川沿いの土日祝しかOPENしないカフェにでかけて、ワンプレートの野菜のおしゃれな軽食なぞをいただいてきました。美味しゅうございました。

で、「限界費用ゼロ社会 著:ジェレミー・リフキン 訳:柴田裕之」。
昨日、スーパーのレジのような緊迫の図書館窓口で予約していたこのご本を受け取った瞬間、思ったより分厚くて、開いたら文字いっぱいやし 漢字ばっかりやし‥‥と および腰だったんですけど、ぱらぱらとページをめくってたら、おもしろくて、一気読みしてしまいました。(けふぅ、満腹です~)

市場資本主義経済が、これからは協働型コモンズに変っていくよ~、経済のパラダイムシフトが起こるよ~、という内容でした。コモンズとは、制度化された自主管理活動の場 という意ね。

あらゆる人とモノを結びつけるグローバルなネットワークが形成されて、生産性が極限まで高まれば、私たちは財とサービスがほぼ無料になる時代に向かって加速しながら突き進む。人間が労働から解放され、進化を続けるソーシャルエコノミーへと移行。限界費用がほぼゼロの社会、すなわち、誰もが自分の欲しいものの多くを、好きな時に、ほぼ無料で手に入れられる潤沢な社会となる、と提唱しつつ、人間の本性の邪悪な面が私たちの文化的なDNAから突然消滅するだろうと信じるほど、誰しも単純ではない、とも書いてある。そのうえで、潤沢な社会では、明日がどうあるか不安で、なんとしてもより多くのものを手に入れようとする執拗なまでの衝動から、人間の気質のかなりの部分が解放される可能性が高い。このパラダイムシフトが、地球上で私たち人類が持続可能な未来を確実に手に入れるための、唯一の有効な道である可能性が高い、としています。

これからのことなので、具体的にどうなる、ていうのは明記されてないんだけれど、その片鱗として、今現在見え始めてるシェアリングの経済とか、いろいろ例も出してくれていて、それをふまえて、これから大きく変わっていくんだろうなぁというのを考えさせられました。私自身も、所有に対しての意識とか、価値観とか、どんどん変わってきてるのは事実だし。
どうなっていくんかなぁ、楽しみですねー。


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