なんとかなる日々

なんとなく きげんよく のびやかに。

書籍

図書館の天使 読みたい本

図書館には天使がいると思っていて。読みたい本を選ばせてくれる、というような。子供のときから、なんとなく、そんなふうに思っていたのだけれど、意外にそう思ってるのは自分だけじゃないんだと驚いたのが、映画「ベルリン天使の詩」。映画のなかで、図書…

逆わらしべ長者のご本を読んだ。

読了 初恋の道 著:マーク・ディビッド・ハットウッド 訳:風間賢二 イタリアの小さな島。漁師の息子マルチェロが憧れのエレナの初デートを獲得するまで。父親の誕生日に16歳の娘の初デートの相手を決めるという風習。みなが父親にプレゼントを用意して、デ…

読了 おちび 著:エドワード・ケアリー

おちび 著:エドワード・ケアリー 訳:古屋美登里 蝋人形師のマダム・タッソーのお話。本名マリー・グロショルツ。フランス革命あたりの時代。電気もない時代だから、作品も暗く蝋燭の明かりで灯されているような描写・・・あ、蝋人形だけに?作者はイラスト…

発達障害 ~【読了】されど愛しきお妻様 

近年「発達障害」ということばを普通に見聞きするようになっています。自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音‥音に敏感、とか。光に敏感とか、ものすごい集中力があるとか、単純な繰り返し作業が苦じゃないとか‥…

本のゆくえ 部屋の片づけ

衣替えの季節、視線が部屋の中の片づけたいものをとらえます。こないだから本棚が意識にあがってきていて。 本はかさばるので、できるだけ図書館とかレンタルで済ますようにしています。でも、うちから図書館までのあいだに本屋さんやら古本屋さんがあるので…

読了本:バブルズはご機嫌ななめ

バブルズはご機嫌ななめ 著:サラ・ストロマイヤー 訳:細美遙子 軽く読めるご本を~と背表紙えらびです。 イヴァノビッチ風の文庫本。女子が大活躍。金髪のチューブトップ、ホットパンツの美容師34歳が主人公で、苦学生だった夫を支援していたのに弁護士になったとた…

【読了本】賢者はベンチで思索する 著:近藤史恵

賢者はベンチで思索する 著:近藤史恵 さくっと読めるものをと図書館で背表紙をみて選んだご本。おもしろかった。 専門学校を卒業してファミレスでアルバイトをしている主人公。二浪して引きこもりの弟。実家の両親の期待に応えられていないことや、友人たち…

最小生計努力の社会は発展しない?

きのうは限界費用ゼロのことを書いたけれど、そのあと頭に浮かんだのがこれ。 最小生計努力の社会。最小限の努力でギリギリ生計を維持しようとする社会。経済は発展しない。 ほかの人びとと比べて損をしないよう「いかに努力をしないか」を競って暮らす。た…

いつもそこにあるという信頼と安心 ~限界費用ゼロ

そこにいてくれる、という信頼と安心。 共感とは。他の人間であれ、他の生物であれ、相手にいずれ訪れる死の気配と、目の前に存在する命に対する賞讃、相手の喜び、悲しみ、希望、恐れを感じ、自分の命に対するのと同じように、命はどれも心もとないものとし…

読了 スゴ母列伝 著:堀越英美

あっさり初夏のような陽気。汗ばみます。 もう、題名が面白くて スゴ母列伝 著:堀越英美 いい母は天国に行ける 悪い母はどこへでも行ける 小説かとおもいきや、世のすごい母親の逸話集。11人の女性のことが書かれていました。 岡本太郎の母親の、かの子さん…

人種的偏見って・・・ 【読了】非色 著:有吉佐和子

一日雨だった昨日。こたつで読了しました。 非色(ひしょく) 著:有吉佐和子 1970年初版の作品。作者が1931年生まれだから、39歳のとき出版された本。今から50年も前なんですよねぇ。なかなかに読み応えありました。 主人公の笑子は戦時中に工員にかりださ…

【読了】かか 著:宇佐見りん

関西、気温6度から17度。うららか。チューリップがひとつ咲きました。 ひょいと見かけたご本を読んでみました。芥川賞受賞された作家さんだったのですね。読んだのはデビュー作の「かか」。作家さん20歳の作品。 なかなかに読み応えありました。独特の方言と…

【読了本】べらぼうくん 著:万城目学

好きな作家さん。「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」が一番好き。 なんて読むのか、いつもモタモタするのだけれど マキメ マナブさんですね。1976年大阪生まれ、京大卒の作家さん。 べらぼうくん 著:万城目学 これは小説家になるまでのエッセイ。小説とはち…

桁違いを考える

長い。なんせ、長かった。823ページ。ハードカバーの本の巾が4.5cm。重いし。寝転がって読めないし。 ピュリティ 著:ジョナサン・フランゼン 訳:岩瀬徳子 やっとこさ読み終わりました。アメリカの国民的作家らしい。繰り返し繰り返しまどろっこしい展開で…

メトロノーム 体幹トレーニング

ご存じですか?メトロノーム。音楽のレッスンにはかかせない、錘がついていて、左右にふれるやつ。ピアノの上には必ずあるやつ。あれ、持ち運びは不向きです。 で、高校ぐらいのときに電子メトロノームが発売されたのですぐに入手。 これ。メトロノームです…

アドラー心理学と五蘊皆空

こたつで養生しながらネットをうろうろとしていたらマンガが目にとまりました。なにやら面白そうで、あちこち飛んで探して、結局全章を読んでしまいました。おもしろかった。 ameblo.jp 理解がおいつかなくて、何度も読み直し。主人公がものすごく理路整然と…

探してる本

雨が降ったりやんだりの一日。図書館に返却せねばならない本があったので出かけて、ついでにワインとか買って・・・と自転車で走り回ったのですが、うまいこと雨にはあたらずに済みました。よしよし。 昨日のモーリョソース、野菜と食べてもおいしいかな、と…

読了:夏草のフーガ ヒンメリ(北欧のオーナメント)

図書館でふらっと背表紙が目について借りたご本 夏草のフーガ 著:ほしおさなえ 設定が面白そうだったの。主人公の女の子が祖母の母校である私立中学に進学したときに祖母が倒れて記憶が中学一年生のときにもどってしまうという設定。祖母、母、主人公と3世…

会話とか受け答えじゃない、お喋り

ふだん国とかあまり意識しないんだけど、わたしの母国語というと日本語。 地球にちりばめられて 著:多和田葉子 を読みました。ものすごく面白かったです。ミステリーのような、ファンタジーのような、シリアスなようでコミカルで。 留学中に故郷の島国が消…

ジェンダー

生物学的な性別(sex)に対して、社会的・文化的につくられる性別がジェンダー(Gender)。 わたしは性別は女性。恋愛対象は今のところ男性。こういうパターンをノンケというらしい。ノンケっていうのは「同性愛の“ケ”(その気)がない人」のことらしい。 いろ…

「弱い人」ではない

10日前にポチっとした、ちっちゃいほうの大根。 本日到着しました。ふふふ。むっちゃキュートです。思ったよりもこぶりです。かさばらない。前抱きするPC前傾防御にはちょっとくったりしすぎだけど、もちもちしてて、こりゃマクラによいですな。姿形は予想以…

タイミング

去年の10月から派遣で働き始めてます。1年たちましたねぇ。 勤務先までは電車に乗ります。で、自宅から駅までは自転車。その駅まわりの駐輪場事情がなかなか厳しかったのですよ。ぜんぜん空いてなかった。当時はタイミングよく、改札からは少し離れてはいる…

「自分が絶対正しい」と思っている人に振り回されない方法

関西、昨夜から、しとしと雨です。気温14度までさがってきました。はりねずみのゲージも床ヒーターをスイッチオンしました。ハリネズミは30℃を超えても夏眠するし、寒いとこれまた冬眠しちゃうので、25度ぐらいを維持するようにしています。さて、 「自分が…

淡々と生きる 般若心経

淡々と生きる 著:小林正観 を読みました。 ブログ記事で目にして図書館で。作者は2011年没。本書の初版は2012年。このご本が最後の作品なのかな。でも、たくさん執筆されてたようなので、最後の作品っていうのとは違うかも。長く患ってらして、死を目前に意…

ゆたかな秋

ここ2-3日はぐずついたお天気だったのが、今日は秋ばれ。空たかく、朝からうろこ雲になってきました。涼やかだけど、日差しはまだ紫外線きつそうかなぁ。4連休はじまりましたが、とくに予定も入れず。さて、なにして過ごそう。どうしたら楽しくすごせるかな…

ことばのかけかた 「急に具合が悪くなる」③

急に具合が悪くなる 著:宮野真生子 磯野真穂 おもしろかったので、まだ続きます。書かれていることから、わたしの思考がどんどんひろがってます。 人類学者が、目に見えて体調が悪くなっている哲学者へ、どんな言葉がけをするものかを行きつ戻りつ逡巡して…

理由なんてない 「急に具合が悪くなる」②

急に具合が悪くなる 著:宮野真生子 磯野真穂 哲学者と人類学者の書簡。興味深いことがいっぱい書かれてました。 宮野氏は医師に「急に具合が悪くなる」から準備するように、と宣告されます。急に、とは3週間のこともあれば、3カ月のこともありえて、もう、…

哲学者と人類学者が語る 「急に具合が悪くなる」

哲学者 宮野真生子と人類学者 磯野真穂の書簡が本になったもの。宮野氏の癌闘病に沿って書簡がやりとりされていきます。おふたりとも2000年に大学卒なので、わたしよりも10ぐらいはお若い。わたしからするとお若いけれど、おふたりとも准教授で、言葉を扱う…

すぐ死ぬんだから

すぐ死ぬんだから 著:内館牧子 を読みました。図書館で数百人待ち。わたしのあともまだまだ予約がいっぱい入ってました。みんな気になることは同じかな。上野 千鶴子の「おひとりさまの老後 」がでたときもセンセーショナルでしたもんねぇ。 内館牧子のご本…

さざなみのよる

木皿泉さんのご本。図書館で1年ぐらい待ったのかしら。わたしの後にも60人の予約が入ってます。さくっと読んで、さくっと返却してきました。この方(がた)のご本、ほんとに好物で、面白い。 「木皿泉」という著者名だけれど、ご夫婦、二人で作品を作られて…


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